冷蔵庫掃除は買い出し前がラク|食品を傷めない手順と整理のコツ

買い出し前で食材が少なく掃除しやすい冷蔵庫内のイラスト 掃除・洗濯
買い出し前は食材が少ないため、冷蔵庫の中を動かしやすく掃除もしやすいタイミングです。

買い物メモを作ろうと冷蔵庫を開けたら、ヨーグルトの後ろから同じ商品がもう一つ出てきた。野菜室には、しなびた葉が一枚。ドアポケットでは、調味料の底が少しべたついています。

このあと買い物へ出るなら、冷蔵庫を全部空にする時間はありません。十分で終えるのか、帰宅後に続きをするのか。先に決めたほうが、冷蔵が必要な食品を長く室温へ置かずに済みます。

冷蔵庫掃除は、食材が少ない買い出し前に「一段」または「一室」ずつ進めます。全部を同時に出しません。肉、魚、乳製品、作り置きなどは保冷し、説明書で外せる棚と使える洗剤を確認してから拭きます。

冷蔵庫へ一律にアルコールを吹きかける方法も避けます。透明部品、塗装、ドアパッキンなど、薬剤を使えない場所は機種で違うためです。

この記事では、買い物前の十分でできること、時間がある日に一段ずつ洗う順番、食品を戻すときの期限表示、掃除を止めて相談する症状までを、実際の動きに沿ってまとめます。

この記事で分かること

  • 買い出し前の十分で進める範囲
  • 食品を冷やしたまま一時保管する方法
  • 冷蔵室・野菜室・冷凍室を分けて掃除する順番
  • アルコールや洗剤を使う前の確認
  • 消費期限・賞味期限・開封後の見方
  • 食品ロスを減らす戻し方
  • 作業を止めて相談する冷蔵庫の異常
  1. 買い物へ出る十分前は、食品を外へ出さない
    1. 小さな保存容器の中身が分からない
    2. ドアポケットに液だれがある
  2. 時間がある日は、最初に説明書と保冷場所を用意する
    1. 先に保冷バッグを二つへ分ける
    2. 一時間ある日は、最後の二十分を戻す時間にする
  3. 冷蔵室は、空いた段の右半分から始める
    1. 棚を外す前に、ひびと欠けを見る
    2. 軽い汚れは、先に水を含ませた布で拭く
    3. こびり付いた食品は、濡らした布を短く当てる
    4. 戻す前に、棚の奥へ水が残っていないか見る
  4. 野菜室では、最初に乾いたくずを集める
    1. 引き出しを外す日は、中身を先に減らす
    2. 野菜ごとの保存場所は、掃除中に一律変更しない
    3. しなびた野菜を、掃除中にすぐ料理へ回さない
    4. 買い物メモは、野菜名の横へ残量を書く
  5. ドアポケットは、容器の底を一つずつ拭く
    1. 似た色の調味料は、名前を読んでから戻す
  6. 冷凍室は、掃除範囲を一つのケースに絞る
    1. 霜は刃物や金属道具ではがさない
    2. 袋の外から中身が分からない物を一か所へ集める
    3. 立てる収納は、引き出しが閉まる高さまで
  7. アルコールを使う前に、説明書で場所を指定する
    1. 汁漏れやカビらしい汚れは、先に食品を分ける
  8. 食品を戻すときは、期限を三つに分けて見る
    1. 期限を見たあと、今週の三食へ置いてみる
  9. 戻す場所は「先に使う一か所」だけ新しく作る
    1. 買い物から戻ったら、新しい物を手前へ置かない
  10. 自動製氷機は、庫内掃除の布をそのまま使わない
    1. 製氷機の手入れ日は、給水する時刻と分ける
  11. 食品を戻したあと、扉を閉めて五分だけ残る
  12. 冷蔵庫の上と背面は、庫内と同じ日に無理をしない
  13. 相談するときは「冷えない」以外に四つ伝える
  14. 次の掃除は、日付ではなく三つの合図で始める
  15. 掃除を止め、メーカーや販売店へ相談する状態
  16. 迷ったら、扉を開けたまま考えない
  17. 最後は、買い物メモを持ってもう一度だけ開ける
  18. 参考にした公式情報

買い物へ出る十分前は、食品を外へ出さない

扉を開けたまま、一番空いている段を探します。まだ掃除は始めません。期限が近い食品、同じ物が二つある食品、中身が分からない容器。この三つだけを手前へ寄せます。

次に買い物メモへ書きます。ヨーグルトは買わない。開封したチーズを今夜使う。野菜室のにんじんは残り一本。ここまでで五分ほどです。

残りの時間で、空いた面のパンくずや乾いた汚れを拭きます。外せる棚を洗う、冷凍食品を出す、といった作業には入りません。買い物の出発時刻を遅らせてまで続けると、戻し忘れや扉の閉め忘れが起きやすくなります。

十分で終える日のメモ

「期限が近い豆腐とチーズを左手前へ。ヨーグルトは在庫あり。ドアポケットの液だれは帰宅後」

小さな保存容器の中身が分からない

ふたを開けてにおいを確かめる前に、作った日や家族へ確認できるかを考えます。いつ作ったか分からない、見た目も変わっている、室温へ置いた時間も不明。そんな容器は、味見で安全を判断しません。

処分を決めたら、中身を自治体の分別方法に合わせて扱い、容器は洗える状態か確認。買い物直前で時間がなければ、ほかの食品と分けて冷蔵庫へ戻し、「帰宅後に確認」と書きます。

ドアポケットに液だれがある

倒れた容器を起こし、ふたが閉まっているかを見ます。液が下段へ落ちているなら、食品へ触れないようキッチンペーパーなどで押さえます。部品を外して丸洗いするのは帰宅後です。

買い出し前の食材が少ない冷蔵庫を確認している様子のイラスト
食材が少ない場所から一段ずつ進めます(イメージイラスト)

時間がある日は、最初に説明書と保冷場所を用意する

掃除を始める前に、冷蔵庫の型番を撮影します。説明書の「お手入れ」で、外せる棚、引き出し、ドアポケット、電源の扱い、使用できない洗剤を確認します。

機種によっては、棚を少し持ち上げてから手前へ引く、引き出しを特定の角度にする、といった外し方があります。力を入れないと動かない部品は、油や汚れの固着ではなく、外し方が違う可能性もあります。

先に保冷バッグを二つへ分ける

一つは肉、魚、乳製品、作り置きなど温度変化を抑えたい物。もう一つは野菜や飲料など、最初の袋と分けたい物です。保冷剤を使い、直射日光や暖房の近くを避けます。

生肉や魚の汁が漏れると、ほかの食品へ触れるおそれがあります。トレーごと袋へ入れるか、密閉できる容器へ分けます。汁が出ている包装は、上へ重ねません。

冷蔵室、野菜室、冷凍室を同時に空にせず、一段ずつ出して戻します。掃除時間を「三十分」などと決め、半分を過ぎたら洗う作業より、乾燥と戻しを優先します。

一時間ある日は、最後の二十分を戻す時間にする

開始が午前十時なら、十時四十分に洗う作業を止めます。棚を乾かし、食品の包装を拭き、元の温度帯へ戻す時間を残すためです。

十時から十分間で型番、説明書、食品の一時保管を確認。次の三十分で一段と野菜室など、先に決めた範囲を拭きます。十時四十分になったら、汚れが少し残っていても新しい部品は外しません。

終わらなかった場所は写真へ残し、「ドアポケット右側は次回」と書きます。中途半端に外した棚を急いで戻すより、手を付けない範囲を残すほうが、食品を早く冷蔵庫へ戻せます。

タイマーはつけ置き時間だけでなく、作業終了にも使います。冷蔵庫掃除の終了は、布を置く時刻ではなく、扉を閉めて設定を確認した時刻です。

冷蔵室は、空いた段の右半分から始める

段の食品を全部出せるなら一段ごと。まだ多いなら右半分だけ寄せ、左半分を拭き、乾いてから入れ替えます。食品を台所いっぱいへ並べずに進められます。

棚を外す前に、ひびと欠けを見る

透明棚やケースに細いひびがあると、持ち上げたときに広がる場合があります。ひび、欠け、たわみを見つけたら、重い食品を載せず、部品交換の可否をメーカーへ確認します。

外せると説明書で確認できた棚だけを、両手で持って外します。冷えたガラス棚へ急に熱い湯をかけない。洗う温度も説明書に従います。

軽い汚れは、先に水を含ませた布で拭く

パンくずなどを取り、やわらかい布をよく絞って拭きます。落ちない汚れへ洗剤を使うときは、機種が認める台所用中性洗剤などを薄めます。最後に洗剤分を水拭きし、乾いた布で水分を取ります。

庫内へ直接スプレーすると、すき間や電気部分へ液が入ることがあります。洗剤は布側へ。操作部や吹き出し口へ液を流しません。

こびり付いた食品は、濡らした布を短く当てる

ジャムやたれが乾いているとき、爪や金属道具で削らず、水または説明書で使える液を含ませた布を当てます。数分後、汚れが動くかを確認。動かなければ洗剤を強くする前に、素材と使える方法をもう一度見ます。

棚の印刷、温度センサー周辺、冷気の吹き出し口などへ布を長く置きません。汚れた範囲だけを湿らせ、液が奥へ流れない量にします。

食品の色が残っているのか、樹脂が変色しているのか分からない場合もあります。白くすることを目標にこすり続けず、触ってべたつきがなく、説明書どおりに仕上げられたところで止めます。

戻す前に、棚の奥へ水が残っていないか見る

棚の縁、レール、引き出しの角は、水滴が残りやすい場所です。向きを変えて水が出ないか確認し、乾いてから戻します。食品の包装も濡れていれば拭きます。

野菜室では、最初に乾いたくずを集める

野菜室のくずを取り除いて柔らかい布で掃除する様子のイラスト
野菜くずを取り除いてから、機種に合う方法で拭きます(イメージイラスト)

土、玉ねぎの皮、葉の切れ端を、濡らす前に集めます。先に水拭きすると、細かな土が泥になって角へ広がるためです。

野菜は一つの大きな袋へ押し込まず、傷みや水分を見ながら分けます。濡れた葉が別の野菜へ密着していれば離し、包装内に水がたまっている物は保存方法を見直します。

引き出しを外す日は、中身を先に減らす

大きな野菜ケースは、持つ位置や傾ける角度が決まっていることがあります。中身を入れたまま引き抜かず、説明書の図を見て両手で扱います。

ケースの角を洗ったら、裏側も確認。水が残ったまま戻すと、庫内へ流れることがあります。自然乾燥の時間を取り、急いでいる日は外さず拭くだけにします。

野菜ごとの保存場所は、掃除中に一律変更しない

野菜は種類によって適した温度や包み方が違います。空いたからといって全部を野菜室へ移すのではなく、購入時の表示や農林水産省などの案内を確認します。

切った野菜、加熱済みの料理、未開封の野菜では扱いも違います。迷う物は「今週使う」かごへまとめ、保存方法を確認してから定位置を決めます。

しなびた野菜を、掃除中にすぐ料理へ回さない

野菜室から出した物を見て、まだ使えるか迷っても、掃除の途中で切り始めません。生の野菜を切るまな板と、汚れた引き出しを拭く布が同じ作業台へ並ぶのを避けるためです。

使う候補は清潔なトレーへ分け、冷蔵へ戻します。掃除を終え、手と調理台を整えてから、状態と保存履歴を確認して献立を決めます。

葉の一部が傷んでいる、袋の中に水が多い、異臭がするなど、状態は一つずつ違います。「加熱すれば全部大丈夫」と一律に扱わず、安全が分からない場合は食べません。

買い物メモは、野菜名の横へ残量を書く

「にんじん1本」「玉ねぎ2個」「小松菜は今夜使う」。名前だけでなく残量を書けば、店で追加する数を決められます。袋の底に同じ野菜が残るのを防ぎやすくなります。

使う予定が決まらない野菜は、買い足す前に献立を一つ考えます。収納用品を増やすより、食べ切る順番を決めることが野菜室の空間づくりになります。

ドアポケットは、容器の底を一つずつ拭く

ポケットだけを洗っても、調味料の底に液が付いたまま戻すと、すぐべたつきます。容器を一本出すたび、ふた、注ぎ口、底を見ます。

開封日が分からない調味料は、未開封の賞味期限だけで決めません。開封後の保存方法と使用目安を商品表示で確認します。中身の変化や、いつ開けたか不明な状態も含めて判断します。

重い瓶を上段へ詰め込みすぎず、扉を開閉したときに倒れない並べ方へ。袋入り調味料は小さな容器へ立て、ドアパッキンへ挟まらない高さにします。

似た色の調味料は、名前を読んでから戻す

しょうゆ、たれ、ドレッシングが茶色い瓶で並ぶと、開封した物を見落としやすくなります。正面のラベルを前へ向け、同じ種類が二本あれば開封済みを手前へ置きます。

別容器へ移した調味料で、中身と日付を書いていない物は、色やにおいだけで決めません。作った人に確認できない、保存方法が分からない、いつ移したかも不明なら、今後は小分けを続けるかも含めて見直します。

容器の底を拭いたあと、ポケットにも一滴残っていないか確認。液だれの原因が注ぎ口なら、ふたを拭き、正しく閉まるかを見ます。割れたふたや変形した容器は、横倒しにせず、商品の保存案内に合う容器へ替えられるか確認します。

冷凍室は、掃除範囲を一つのケースに絞る

冷凍食品を全部出すと、拭き終わる前に表面がやわらかくなります。上段ケースだけ、左半分だけ、と範囲を小さくします。出した食品は保冷バッグへまとめ、扉の開閉も減らします。

包装の内側まで解けた食品を、見た目だけで再冷凍しません。解凍の程度、室温へ出ていた時間、商品の表示を確認し、安全が分からなければ無理に保存を続けません。

霜は刃物や金属道具ではがさない

霜へ包丁やドライバーを差すと、庫内を傷つけるおそれがあります。説明書に霜取りの手順があれば、その方法を使います。大量の霜が繰り返すときは、扉の閉まり、パッキン、設定を確認し、改善しなければ相談します。

冷凍室は、冷蔵室とは詰め方の考え方も違います。食品をまとめる場合も、吹き出し口やケースの上限線をふさがないよう、機種の説明書を優先します。

袋の外から中身が分からない物を一か所へ集める

白い保存袋が三つ並び、中身も冷凍日も書いていない。掃除中によく止まる場面です。全部を解凍して確かめず、「確認待ち」の場所へ集めます。

家族へ確認できる物は、扉を閉めてから写真を送ります。中身が分かったら、袋の上から食品名と日付を書きます。今後は冷凍した時点で書けるよう、油性ペンとラベルを冷蔵庫の近くへ置きます。

冷凍した日が古いから危険、賞味期限内だから安全、と日付一つで決めません。冷凍前の状態、包装、途中で解けていないか、商品の冷凍保存表示を合わせて見ます。

立てる収納は、引き出しが閉まる高さまで

保存袋を立てると見つけやすくなりますが、上へ飛び出すと引き出しや扉へ当たります。無理に押して閉めず、ケースの上限線と説明書を確認します。

同じ食材をまとめる小さな仕切りは使えますが、冷気の通り道をふさがないことが前提です。収納用品のために食品を詰め直すのではなく、今ある量で引き出しが滑らかに動くかを優先します。

アルコールを使う前に、説明書で場所を指定する

冷蔵庫の取扱説明書で使用できる清掃方法を確認する様子のイラスト
薬剤を使う前に、その機種の取扱説明書を確認します(イメージイラスト)

「食品を入れる場所だからアルコールで」と考えやすいのですが、冷蔵庫の素材は一つではありません。透明部品、印刷面、塗装、ドアパッキン、操作部で扱いが違います。

シャープやパナソニックの手入れ案内でも、水拭きや薄めた中性洗剤を基本とし、使えない薬剤や部位が示されています。メーカー名だけでなく、型番の説明書を開きます。

使える記載があっても、庫内へ直接噴霧しません。布へ適量を取り、指定された面だけを拭きます。ほかの洗剤と混ぜない。火気の近くで使わない。製品側の注意表示も読みます。

汁漏れやカビらしい汚れは、先に食品を分ける

生肉や魚の汁が漏れていたら、触れた包装をほかの食品から離します。布で広くこすらず、外側から中心へ集めるように取り、使った布や手袋を交換します。

カビのように見える汚れがある場合も、見える部分だけを拭いて食品を戻しません。パッキンの奥、棚の継ぎ目、触れていた容器を確認。材質に合う清掃方法が分からなければメーカーへ相談します。

食品を戻すときは、期限を三つに分けて見る

消費期限は、安全に食べられる期限の目安として、定められた方法で保存した未開封品に表示されます。賞味期限は、おいしく食べられる期限の目安です。どちらも、表示どおりに保存した未開封の状態が前提です。

開封した食品は、印字された日付だけでは判断できません。開封後の保存方法、使い切る目安、見た目やにおいの変化を確認します。安全が分からない食品は味見で確かめません。

期限を見たあと、今週の三食へ置いてみる

期限が近い豆腐、開封したチーズ、半分残ったハム。三つを手前へ集めても、使う食事が決まらなければ残り続けます。朝食、夕食、弁当のどこで使うかを一つずつ決めます。

たとえば、チーズは翌朝、豆腐は今夜、ハムは弁当。決めたら買い物メモから重なる食品を外します。献立を細かく一週間分作る必要はありません。期限が近い三品に行き先があれば、手前のかごが動きます。

予定どおり使えなかったときは、翌日の「先に使う」位置へ残します。毎回そこへ戻る食品があるなら、購入量やサイズが家庭に合っているかを見直します。

見つけた食品 最初に見ること 戻す場所
消費期限が近い未開封品 保存温度、包装の破損、使う予定 手前の「先に使う」場所
賞味期限が近い未開封品 商品の保存方法と献立 同じ種類の前側
開封済み 開封日、開封後の表示、状態 見つけやすい小さなかご
中身や日付が分からない 作った人、保存時間、状態 確認が済むまでほかと分ける

戻す場所は「先に使う一か所」だけ新しく作る

冷蔵庫内で先に使う食品を手前にまとめた整理例のイラスト
温度帯を守りながら、先に使う食品を見つけやすくします(イメージイラスト)

冷蔵庫全体を収納用品で区切り直す必要はありません。まず、期限が近い物と開封済みの物を入れる小さなかごを一つ決めます。今夜や明日に使う物だけです。

同じ種類は、古い物を手前、新しい物を奥へ。家族にも「このかごから先に」と伝えます。容器へ細かなラベルを増やすより、使い切る場所を一つ共有するほうが続けやすくなります。

冷蔵室は詰め込みすぎると、奥が見えにくくなり、冷気の流れも妨げます。農林水産省は、冷蔵庫へ食品を詰め込みすぎないことなどを案内しています。吹き出し口をふさがず、扉が無理なく閉まる量へ戻します。

買い物から戻ったら、新しい物を手前へ置かない

玄関から食品を運び込んだら、冷蔵・冷凍が必要な物から戻します。買った物を空いている手前へ並べる前に、同じ商品が奥にないかを見ます。

未開封のヨーグルトが奥にあれば手前へ。新しい物はその後ろへ置きます。肉や魚は商品の表示に合う場所へ入れ、汁漏れがないか確認。冷凍食品はまとめて冷凍室へ戻し、扉を長く開けません。

常温品は、冷蔵品を戻して扉を閉めたあとで片づけます。買い物袋をすべて台所へ広げ、一つずつ考えるより、温度が必要な物から順番を固定します。

最後に「先に使う」かごを見ます。新しく買った物で隠れていないか、今夜使う物を取り出しやすいか。ここまで終われば、買い出し前の在庫確認が次の食事につながります。

自動製氷機は、庫内掃除の布をそのまま使わない

給水タンク、浄水フィルター、製氷皿には機種ごとの手入れ方法があります。庫内を拭いた布で続けて触らず、清潔な布やスポンジを別に用意します。

給水タンクの水は、メーカーが案内する頻度で入れ替えます。浄水フィルターを洗剤で洗えるか、交換が必要かも説明書で確認。製氷皿は、利用者が外せない機種で無理に引き出しません。

長く使っていなかった製氷機を再開する場合は、給水経路の清掃や最初の氷の扱いを説明書で確認します。

製氷機の手入れ日は、給水する時刻と分ける

給水タンクを洗い、部品が乾かないうちに水を入れると、戻し忘れや組み付け違いに気づきにくくなります。洗う日を決め、外した部品の数を写真へ残します。

乾いたら写真と説明書を見て戻し、正しく固定できたことを確認してから給水。洗剤を使えない部品へ誤って使った場合は、そのまま氷を作らず、メーカーへ対処を確認します。

食品を戻したあと、扉を閉めて五分だけ残る

棚とケースが奥まで入っているか。ドアパッキンへ袋が挟まっていないか。倒れやすい瓶がないか。庫内灯が消える位置まで扉が閉まるかを見ます。

掃除のために温度設定を変えたなら元へ戻します。電源を切った場合は、食品を戻す時期を説明書で確認。すぐ十分に冷えるとは限りません。

数時間後、冷蔵品が冷えているか、冷凍食品がやわらかくなっていないかを確認します。扉の閉め忘れ表示や異音があれば、説明書の対処へ進みます。

冷蔵庫の上と背面は、庫内と同じ日に無理をしない

冷蔵庫の上へ物を置けるか、上方へ必要な放熱空間がどのくらいかは機種で違います。収納箱を追加する前に据付説明書を確認します。

背面のほこりが気になっても、重い冷蔵庫を一人で引き出しません。床、電源コード、転倒防止具を傷めるおそれがあります。利用者が掃除できる範囲を説明書で見て、難しい場合は販売店や専門業者へ相談します。

電源プラグを扱う指示がある場合は、乾いた手で行います。コードが家具へ挟まっている、プラグが変色している、異常に熱いときは、そのまま使い続けません。

相談するときは「冷えない」以外に四つ伝える

  1. 本体ラベルの型番と製造番号
  2. 冷えにくいのが冷蔵室、冷凍室、両方のどれか
  3. いつから、毎回か、扉を開けたあとだけか
  4. 表示、音、水漏れ、焦げたにおいの有無

温度設定、食品の詰め方、扉の閉まりなど、説明書で確認した項目も伝えます。「掃除したが直らない」だけでなく、「ドアパッキンの挟まりなし、設定は中、冷凍室もやわらかい」と言えば、次の確認へ進みやすくなります。

冷え方を見るために扉を何度も開けたり、異音を録るために運転を続けたりしません。食品の保冷を優先し、相談窓口の案内に従います。

次の掃除は、日付ではなく三つの合図で始める

一つ目は買い物メモを書く前。二つ目はごみ出しの前。三つ目は液だれを見つけた直後です。毎週全部を洗うのではなく、その合図で一段だけ見ます。

買い物前は在庫と期限。ごみ出し前は中身不明の容器。液だれのときは、汚れたポケットと容器の底。作業範囲を合図ごとに分けると、冷蔵庫を一日空にする予定を作らずに済みます。

カレンダーへ書くなら「冷蔵庫掃除」ではなく、「先に使うかごを見る」「野菜室の乾いたくず」「ドアポケットの底」のようにします。開けて一分で終わる名前なら、食品が多い日も確認だけできます。

掃除を止め、メーカーや販売店へ相談する状態

  • 食品が十分に冷えず、設定を確認しても改善しない
  • 水漏れが続く、床や電気部分まで濡れる
  • 焦げたにおい、煙、異常な発熱がある
  • 電源コードやプラグが傷んでいる
  • 大きな異音が続く、運転が何度も止まる
  • 棚やケースが割れ、食品を安全に載せられない
  • 冷媒配管や電気部分を傷つけた可能性がある

異常を掃除で直そうとして分解したり、冷え方を見るために食品を入れたまま様子を見続けたりしません。型番、症状、発生時刻、エラー表示をそろえて連絡します。

迷ったら、扉を開けたまま考えない

アルコールを使ってよいか分からない。電源を切るべきか迷う。棚の外し方が合っているか不安。そんなときはいったん食品を元へ戻し、扉を閉めます。冷やしながら説明書を探せばよく、答えが出るまで庫内を開けておく必要はありません。

期限表示で迷う食品も同じです。消費期限と賞味期限、未開封と開封後を分け、保存履歴を思い出します。分からないまま味見せず、ほかの食品から離して確認します。

冷蔵庫の上へ収納箱を置きたいときも、空いたからすぐ置かず、据付説明書の放熱空間と耐荷重を見ます。庫内掃除の勢いで、背面や上面まで一日に終わらせません。

最後は、買い物メモを持ってもう一度だけ開ける

掃除を終え、食品を戻し、扉を閉めたら五分置きます。その間に、買い物メモから在庫があった物を消し、今夜使う三品へ印を付けます。

もう一度扉を開けるのは、その三品の位置を見るためです。豆腐、チーズ、ハムが「先に使う」かごにそろっているか。新しく買う物を置く空間があるか。袋がパッキンへ挟まっていないか。見たら、すぐ閉めます。

買い物から戻ったら、冷蔵品と冷凍品を先に入れます。同じ商品が奥にあれば古い物を手前へ。新しい物は後ろへ。常温品は扉を閉めてから片づけます。

数時間後、冷蔵品が冷えているか、冷凍食品がやわらかくなっていないかを確認します。冷えない、水が漏れる、焦げたにおいがする、コードやプラグが熱い。そんな変化があれば、掃除の続きをせず型番と症状をそろえて相談します。

次の買い物前に行うのは、冷蔵庫を空にすることではありません。先に使う物を一か所へ寄せ、空いた面を一つ拭き、扉を閉める。まずはここまでです。

参考にした公式情報

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