ドラム式洗濯乾燥機の寿命は何年?修理・買い替えの判断と選び方

日本の家庭でドラム式洗濯乾燥機を使う明るいランドリースペースのイラスト 掃除・洗濯
ドラム式洗濯乾燥機の寿命は、使用頻度や乾燥機能の使い方、お手入れの状態によって変わります。

乾燥終了の音がして、扉を開けた。ところが、上のタオルは温かいのに、下のタオルはまだ湿っています。

もう一度だけ乾燥するか。フィルターを掃除するか。七年使ったので買い替えるか。朝の忙しい時間に三つを同時に考えると、つい年数だけで決めたくなります。

けれども、ドラム式洗濯乾燥機は「七年たったから寿命」とは決められません。最初に残すのは、型番、エラー表示、乾かなかった衣類、運転したコース。そこから説明書で確認できる範囲と、使用を止める症状を分けます。

焦げたにおい、煙、火花、水漏れ、異常な発熱、大きな金属音があるなら、記録のために再運転しません。停止したまま、説明書にある緊急時の手順へ進みます。

異常がなく、乾きにくさだけなら、フィルター、排水、乾燥容量、コースを型番の説明書で確認。それでも続くときに、修理できるか、必要な部品があるか、見積もりはいくらかを聞きます。買い替えは、その答えがそろってからでも遅くありません。

この記事では、湿ったタオルを見つけた朝から、修理相談、売り場での比較、設置当日までを順に追います。

この記事で分かること

  • 乾燥しにくい日に最初に残す記録
  • 運転を止めて相談する症状
  • 修理と買い替えを比べるための数字
  • 補修用性能部品の保有期間の見方
  • 設置場所と搬入経路の測り方
  • 容量や機能を暮らしに合わせる方法
  • 古い洗濯機の正しい引き渡し方
  1. 乾かなかった朝は、洗濯物を追加せず一回分を記録する
    1. 表示は電源を切る前に撮る
    2. 次の一回は、条件を増やさない
  2. この症状があれば「もう一回」は押さない
    1. 古い機種は型番で重要なお知らせも見る
  3. 異常がなければ、説明書で三か所だけ確認する
    1. 一か所目は乾燥フィルター
    2. 二か所目は排水フィルター
    3. 三か所目は乾燥容量
  4. 修理窓口へ電話する前に、洗面所で五枚撮る
    1. 電話では原因を予想せず、順番に伝える
    2. 訪問日が決まったら、洗濯機を動かさず通路を空ける
  5. 修理と買い替えは、三つの金額が出てから比べる
    1. 止まっている三日間の洗濯を先に分ける
  6. 「何年使ったか」と「部品があるか」は別の話
  7. 買い替えるなら、売り場へ行く前にメジャーを持つ
    1. 洗面所では、扉を開けた状態まで測る
    2. 玄関から洗面所まで、一番狭いところを探す
  8. 容量は家族人数より、いつもの一回分で決める
  9. 機能名ではなく、月曜日の動きへ当てはめる
    1. 売り場では最初の十五分を寸法に使う
  10. ヒートポンプかヒーターかは、同じ一回分で比べる
    1. ドラム式と縦型は「減らしたい作業」で比べる
  11. 見積書には、本体の下へ六行足す
  12. 候補は三台に絞り、手入れのページも開く
  13. 設置当日は、配送員が帰る前に一周する
    1. 古い機種は、動かす前に四か所を空にする
    2. 初回運転より先に、設定を見る
    3. 最初の一週間は、同じコースを使って様子を見る
    4. 一週間後に、家族のメモを一枚へまとめる
  14. 購入した日に、三つの手入れだけ家族で共有する
  15. 古い洗濯機は粗大ごみ置き場へ運ばない
  16. ドラム式洗濯乾燥機に関するよくある質問
    1. 七年使ったら、修理より買い替えですか?
    2. 乾燥が遅いだけなら、そのまま使えますか?
    3. ヒートポンプ式なら電気代は必ず安いですか?
    4. 購入前に一つだけ確認するなら何ですか?
    5. 中古のドラム式を選んでもよいですか?
  17. まとめ|最初に撮るのは型番と表示画面
  18. 参考にした公式情報

乾かなかった朝は、洗濯物を追加せず一回分を記録する

扉を開けたら、先に洗濯物の状態を見ます。全部が湿っているのか。厚手のタオルだけか。ドラムの奥だけか。乾いた物を取り出し、湿った物を床へ広げる必要はありません。写真一枚と短いメモで十分です。

朝のメモ例

「標準の洗濯乾燥。バスタオル4枚、フェイスタオル8枚。下の3枚が湿っていた。終了は7時20分。エラーなし。変な音とにおいはなし」

「乾かなかった」だけより、どのコースで、何をどのくらい入れ、どこが湿っていたかが分かるほうが、メーカーの窓口でも話が早くなります。

表示は電源を切る前に撮る

エラー番号や残り時間が出ていたら、先に画面を撮影します。電源を入れ直すと表示が消れる場合があるためです。音が気になったときも、何度も再現せず、その一回で止めます。

同じ番号でも意味は機種で異なります。「ドラム式 エラー」で一般記事を探すのではなく、メーカー公式のFAQへ型番と番号を入れます。

次の一回は、条件を増やさない

説明書で運転を続けてよい症状だと確認できたら、次は量を減らし、普段使う標準コースで見ます。厚手のマット、シーツ、大きな洗濯ネットを追加すると、前回との違いが分からなくなります。

二回目も同じように湿るなら、時刻と状態を追記。三回、四回と無理に繰り返さず、説明書の対処後も変化がないことを窓口へ伝えます。

この症状があれば「もう一回」は押さない

乾きにくさと、安全に関わる異常は分けます。次のどれかがあれば、洗濯物を減らして試す場面ではありません。

  • 焦げたようなにおい、煙、火花
  • 電源プラグ、コード、本体の異常な熱
  • 床、壁、コンセント周辺まで広がる水漏れ
  • 扉やドラムの破損、扉が閉まらない状態
  • 金属同士が当たるような大きな音
  • ブレーカーが繰り返し落ちる
  • 説明書どおりに対処しても再び出る重大なエラー

運転を止め、ぬれた床でプラグへ触れず、取扱説明書の緊急時の指示を確認します。水漏れがあるときは、電気部分へ近づかず、給水栓の扱いも説明書に従います。

動画を撮るために再運転する必要はありません。「強い脱水へ入った直後に一度だけ大きな金属音」「床の右奥に水」と、見たままを残せば相談材料になります。

古い機種は型番で重要なお知らせも見る

本体ラベルの型番を、メーカーのリコール・製品安全情報でも検索します。中古で購入した機種や譲り受けた機種は、購入者登録が引き継がれず、案内が届いていないことがあります。

ドラム式洗濯乾燥機の型番と使用状況を確認するイメージイラスト
年数だけでなく、型番・症状・使用状況を整理します(イメージイラスト)

異常がなければ、説明書で三か所だけ確認する

一か所目は乾燥フィルター

乾燥で出た繊維くずがたまると、空気が通りにくくなることがあります。ただし、フィルターの形、水洗いの可否、奥を掃除できる道具は機種ごとに違います。

手前のフィルターを外せても、奥の穴へ棒やブラシを差し込んでよいとは限りません。見えるほこりが取れず、説明書にも手順がなければ、清掃サービスや点検の対象かを聞きます。

二か所目は排水フィルター

排水フィルターを急に開けると、中に残った水が床へ出る機種があります。運転直後に回さず、排水の手順、受け皿やタオルの置き方、外す方向を説明書で確認します。

硬貨やヘアピンが残っていることもあります。素手で探らず、手袋を用意。詰まりを取ったあとは、最後まで固定できたかを見ます。

三か所目は乾燥容量

洗濯容量と乾燥容量は、同じとは限りません。洗濯できた量をそのまま全部乾燥すると、乾燥側の上限を超える機種があります。

本体の数字を一つだけ見ず、「洗濯○kg」「乾燥○kg」を分けて確認します。厚手の物や大物コースには別の上限があるため、その日の衣類も説明書の条件へ合わせます。

修理窓口へ電話する前に、洗面所で五枚撮る

  1. 型番・製造番号・製造年が読める本体ラベル
  2. エラー表示の画面
  3. 水漏れや破損がある場所
  4. 蛇口、排水口、防水パンまで入った設置全体
  5. 保証書、購入履歴、延長保証の画面

ラベルが背面にあるように見えても、重い本体を一人で引き出しません。説明書でラベル位置を探し、手の届く範囲からスマートフォンを向けます。読めなければ、購入店の履歴や保証書で型番を確認します。

延長保証に入っている場合は、先に保証会社か購入店へ連絡。メーカーへ直接依頼すると手配の扱いが変わることがあります。

電話では原因を予想せず、順番に伝える

最初に型番。次に「いつ、どの工程で、毎回か時々か」。そのあと、表示された番号と試した対処を伝えます。

「型番は〇〇です。昨日から、標準の洗濯乾燥でタオル全体が湿って終わります。エラー表示はありません。説明書どおりに乾燥フィルターを掃除し、乾燥容量も減らしましたが、二回続きました」

「ヒートポンプが壊れたと思う」と原因を決めるより、窓口側が次の確認を案内しやすくなります。

訪問日が決まったら、洗濯機を動かさず通路を空ける

点検担当者が来る前に、洗面所の床、洗濯機前のかご、棚の前にある日用品を移します。必要なのは、本体を引き出せるかもしれない通路です。家庭で先に本体を動かすことではありません。

ドラム内の衣類、洗剤ケースの上に置いた小物、洗濯機の天面にある物も外します。水漏れがあった場所は拭いたあとも写真を残し、「右後ろ」「排水口の手前」など位置が分かる紙を置きます。

症状が毎回出ないなら、担当者が来るまで再現し続けません。発生した日時、コース、洗濯物、音、エラーを一枚へまとめます。動画が一つあれば十分です。異常発熱や焦げたにおいがあった機種は、訪問時の試運転も担当者の判断へ任せます。

賃貸住宅では、排水口や蛇口、本体周囲の設備側に原因がある可能性もあります。管理会社へ「洗濯機本体の点検を依頼した」「床のどこへ水が出たか」を先に伝え、指定の連絡先があるか確認します。

修理と買い替えは、三つの金額が出てから比べる

比較するのは、修理代と新しい本体価格だけではありません。紙を縦に三つへ分けます。

書く金額 一緒に聞くこと
修理 出張診断、部品、作業、キャンセル時の費用 修理できる見込み、修理後の保証、必要日数
買い替え 本体、配送、設置、追加部材、保証 搬入確認、納品日、設置できない場合の扱い
止まっている間 コインランドリー、交通、洗濯代行など 修理日と納品日のどちらが早いか

診断の結果、修理しない場合でも出張診断料がかかることがあります。シャープも、必要部品を手配できない場合は修理できないことや、診断後に修理しない場合の料金について案内しています。申し込む前に条件を聞きます。

今の容量で足りている。必要部品があり、修理後の見通しも分かる。修理までの洗濯手段も確保できる。これなら修理を選びやすくなります。

反対に、部品がない、複数箇所の修理が必要、停止が再発している、今の乾燥容量では毎回二回に分ける。そんな場合は、買い替え候補も同じ紙へ並べます。

止まっている三日間の洗濯を先に分ける

洗濯機が止まると、早く注文しなければと焦ります。いったん家族の衣類を、今日必要、三日以内、あとでよい、の三つへ分けます。

下着や仕事着など今日必要な物は、コインランドリーや家族宅で洗う。シーツや厚手の物は納品後へ回す。手洗いできる物も、洗濯表示を見てから分けます。すべてを一度に運ばなければ、移動と乾燥の費用を見積もりやすくなります。

コインランドリーへ持っていく袋には、乾燥できる物と、タンブル乾燥禁止の物を混ぜません。店で一枚ずつ表示を読み直すより、自宅で分けておくほうが落ち着いて使えます。

代替手段を三日分確保できれば、搬入できない機種を急いで注文する可能性を減らせます。修理予定日と最短納品日の両方を聞き、その期間だけの洗濯費も比較表へ足します。

「何年使ったか」と「部品があるか」は別の話

本体ラベルの製造年、購入日、メーカーが製造を打ち切った時期は同じではありません。補修用性能部品の保有期間は、購入日ではなく、製造打ち切り後を起点にする案内があります。

たとえばパナソニックは、ドラム式洗濯乾燥機の補修用性能部品を製造打ち切り後六年保有すると案内しています。購入から六年たった日に部品がなくなる、という意味ではありません。

保有期間内でも、故障箇所や在庫、製品の状態で修理できない場合があります。期間を過ぎても在庫が残っている場合もあります。結局、必要なのは型番と症状です。窓口へ伝え、今回必要な部品を手配できるか確認します。

「七年」「十年」という数字は、修理相談を始めるきっかけにはなりますが、注文ボタンを押す期限にはなりません。

買い替えるなら、売り場へ行く前にメジャーを持つ

新しい洗濯機を探すとき、最初に見るのはカタログではなく洗面所です。現在の機種が入っているから、同じ容量なら次も入るとは限りません。奥行き、扉、ホース位置が変わるからです。

洗濯機置き場と搬入経路をメジャーで測るイメージイラスト
設置場所だけでなく、玄関から洗面所までの経路も測ります(イメージイラスト)

洗面所では、扉を開けた状態まで測る

  • 防水パンの内寸、外寸、縁の高さ
  • 排水口の位置とホースを通す空間
  • 床から蛇口までの高さと蛇口の形
  • 左右、後ろ、上に残せる空間
  • 扉を全開にしたときの前方
  • フィルターを外し、手入れするための立ち位置
  • コンセントとアース端子の位置

左開きか右開きかだけで選びません。扉が壁や洗面台へ当たらないか。洗濯かごを置いたまま衣類を出せるか。収納扉と同時に開けられるか。普段の動きをメジャーで作ります。

玄関から洗面所まで、一番狭いところを探す

玄関、廊下、室内ドア、洗面所入口、階段、踊り場、エレベーターを測ります。ドアノブや手すり、靴箱の角も含めた「実際に通れる幅」が必要です。

曲がり角では、本体を回せる奥行きも見ます。数字がぎりぎりなら、販売店の事前見積もりを利用。ドアの取り外し、蛇口交換、クレーン搬入が必要か、追加費用はいくらかを注文前に決めます。

容量は家族人数より、いつもの一回分で決める

家族四人だから○kg、と早見表だけで決めると、毎回の乾燥量が合わないことがあります。一度だけ、普段の一回分を衣類だけで量ります。かごやネットの重さは引きます。

洗濯から乾燥まで毎回続ける家庭は、乾燥容量へ一回分が収まるかを先に確認。洗濯は入るのに、乾燥前に半分出す状態では、干す手間が思ったほど減りません。

一部だけ乾燥する家庭なら、乾燥前に何を取り出すかを決めます。毛布や大物は、重量だけでなく寸法と素材、対象コースも候補機種の説明書で確認します。

売り場へ持っていくメモ

「普段は衣類4.8kg。週5回は洗濯から乾燥まで。毛布は年3回。扉は右側が壁なので左開きを希望」

機能名ではなく、月曜日の動きへ当てはめる

自動投入、温水、スマートフォン連携、自動お手入れ。説明を聞くと、全部あるほうが安心に見えます。そこで、平日の一日へ一つずつ置きます。

朝、洗剤を量る時間を減らしたいなら自動投入。ただし、使える洗剤、タンクの洗い方、銘柄を変えるときの手順も確認します。

帰宅時刻に合わせて終了通知を見たいならスマートフォン連携。自宅の通信環境、対応端末、アプリの利用条件まで見ます。家の中で予約ボタンを押せれば十分なら、優先順位は下がります。

温水コースを使いたいなら、洗いたい衣類が対象か、何分かかるか、電力はどう変わるかを確認。機能が付いていても、タンブル乾燥禁止の衣類を乾燥できるようにはなりません。

一週間のうちに使う場面を言えない機能は、比較表の「なくても困らない」側へ置きます。

売り場では最初の十五分を寸法に使う

店員へ先に見せるのは、希望機能の一覧ではなく、設置場所の写真と寸法です。防水パン、蛇口、排水口、洗面所入口。四枚を見せ、設置候補から外れる機種を先に分けてもらいます。

残った機種で扉を開けます。利き手で洗濯かごを持ったまま、反対の手で扉を開けられるか。底の靴下へ手が届くか。フィルターを外すとき、棚へ手が当たらないか。自宅の洗面所を思い浮かべながら動きます。

次に、説明書のお手入れページを開いてもらいます。「この部品は毎回ですか」「水洗いできますか」「奥にほこりが見えたら自分で取れますか」。購入後に迷いそうな三つを聞き、答えを比較表へ書きます。

最後に見積書です。本体、設置、追加部材、回収、保証が一枚に入っているか確認。値引きの期限より、搬入確認を先に終えます。

ヒートポンプかヒーターかは、同じ一回分で比べる

方式名だけを見て「必ず安い」「必ず衣類にやさしい」とは決めません。候補機種の仕様表で、洗濯乾燥時の消費電力量、使用水量、標準時間、洗濯容量、乾燥容量を同じ条件へそろえます。

容量が違う二機種の標準コースを比べても、家庭の一回分でどうなるかは分かりにくいものです。売り場では「4.8kgを洗濯から乾燥まで使う」と伝え、その使い方に近い数値を聞きます。

夜間運転するなら、洗濯、脱水、乾燥それぞれの運転音も見ます。ただし、カタログ値だけで隣室へ聞こえないとは判断できません。床の強さ、本体の水平、洗濯物の偏りでも振動は変わります。

ドラム式と縦型は「減らしたい作業」で比べる

干す作業を減らしたいなら、乾燥容量と時間を中心にドラム式を検討。乾燥をほとんど使わないなら、縦型も含め、設置性や価格、洗濯コースを比べます。

店頭では、かがんで衣類を取り出す、フィルターを外す、洗剤タンクへ手を伸ばすところまで試します。毎日繰り返す動きは、目立つ新機能より長く残ります。

見積書には、本体の下へ六行足す

  • 標準配送と標準設置
  • 階段、遠距離、時間指定などの追加配送
  • かさ上げ台、給水栓、排水部材などの追加工事
  • 長期保証の対象部品、免責、修理回数
  • リサイクル料金と収集運搬料金
  • 搬入できなかった場合の再配送料やキャンセル条件

表示価格が安くても、設置と回収が別なら支払総額は変わります。ネット購入でも、防水パン、蛇口、排水口、搬入経路の写真を送り、事前確認を受けます。

型落ち品が条件へ合うなら選択肢になります。ただし、扉方向、保証、製造終了時期、補修部品について確認。安い理由を「旧型だから」で終わらせません。

候補は三台に絞り、手入れのページも開く

比較表へ入れるのは、寸法、扉、洗濯容量、乾燥容量、標準時間、消費量、支払総額。そこへ「自分で洗う場所」を一行加えます。

乾燥フィルターは毎回確認するのか。排水フィルターを開ける前に排水が必要か。ドアパッキンの奥へ手が届くか。自動投入タンクはどう洗うか。自動お手入れがあっても、人が掃除する部分は残ります。

ドラム式洗濯乾燥機のフィルターを確認するイメージイラスト
フィルターの位置と手入れ頻度は、購入した機種の説明書で確認します(イメージイラスト)

掃除が面倒そうなら、その機種を候補から外しても構いません。買った日の便利さだけでなく、三か月後も続けられる手入れかを見ます。

設置当日は、配送員が帰る前に一周する

まず注文した型番と扉方向。次に傷やへこみ。本体を軽く押し、大きくぐらつかないかを見ます。給水ホース、排水ホース、アース、蛇口の接続も確認します。

試運転では、エラー、水漏れ、異音、異常な振動がないかを一緒に見ます。扉、洗剤ケース、フィルターを開け、壁や収納へ当たらないことも確認。気になる点はその場で写真へ残し、販売店へ伝えます。

古い機種は、動かす前に四か所を空にする

ドラム内、洗剤ケース、フィルター、洗濯機上の収納です。水抜きが必要なら古い機種の説明書に従います。重い本体を家庭だけで傾けたり、給排水を自己判断で外したりしません。

初回運転より先に、設定を見る

自動投入を使う機種は、洗剤を入れるだけでなく基準量の設定が必要な場合があります。時刻、洗剤銘柄、通知、通信機能など、「使い始める前に」のページを家族で確認します。

輸送用固定部品を取り外したかも設置担当者へ聞きます。引っ越しで再使用する部品は、説明書どおりに保管します。

最初の一週間は、同じコースを使って様子を見る

新しい機種が来ると、温水、短時間、念入りなど複数のコースを試したくなります。最初の数回は、普段の衣類と標準コースを中心にします。終了時刻、乾き方、音を家族で共有しやすいからです。

一回目は空運転やメーカー指定の初回運転。二回目はタオル類。三回目は普段着。説明書で乾燥できない物を除き、乾燥容量を越えない量にします。

水滴が接続部へ出ていないか。脱水時に本体が移動していないか。扉やフィルターが棚へ当たらないか。設置日の確認では分からなかったことを、一日一行だけ残します。

気になる音が出たら、「新しい機種だから」と放置せず、何分後、どの工程、何を入れていたかを記録。設置直後の問い合わせ期間や販売店の連絡条件も確認します。

一週間後に、家族のメモを一枚へまとめる

誰かだけが洗剤を追加した、乾燥禁止の衣類を入れた、フィルター表示を消した。使い方がばらばらだと、不調が起きたときに原因を追いにくくなります。

一週間後、よく使ったコースを一つ、乾燥前に取り出す衣類を二つ、掃除する場所を三つだけ決めます。洗濯機の横へ貼るなら、その六項目で十分です。細かな設定は説明書へ戻れるよう、保管場所を書きます。

購入した日に、三つの手入れだけ家族で共有する

家族で洗濯乾燥機の説明書を確認するイメージイラスト
よく使うコースと異常時の停止方法を家族で共有します(イメージイラスト)

一つ目は乾燥フィルター。確認する時期、水洗いの可否、奥へ道具を入れてよいか。二つ目は排水フィルター。外す前の排水と、戻したあとの固定。三つ目はドアパッキン。糸くずや小物をどの布で取るかです。

自動投入タンクや槽洗浄は、表示が出たときのページへ付箋を付けます。異なる洗剤を継ぎ足さない。塩素系と酸素系を自己判断で混ぜない。説明書にない量を入れない。この三点も一緒に伝えます。

洗濯機の近くへ貼るメモは長くしません。「エラーは消す前に写真」「焦げたにおい・水漏れ・大きな音は停止」「説明書は洗面台下」の三行で十分です。

古い洗濯機は粗大ごみ置き場へ運ばない

家庭用の洗濯機と衣類乾燥機は、家電リサイクル法の対象です。一般財団法人家電製品協会は、買い替える店や購入した店などへ引き渡す方法を案内しています。

買い替えと同時なら、新しい機種の見積もりにリサイクル料金と収集運搬料金を入れます。搬出の階段料金や、取り外し条件も確認します。

購入店が分からないときは、自治体や家電製品協会の公式案内から引き渡し先を探します。指定引取場所へ自分で持ち込む方法もありますが、重い洗濯機を安全に運べる車両と人員が必要です。

巡回する「無料回収」へ、許可や処理方法を確かめず渡しません。後から料金を求められる、不適切に処理される、といった問題を避けるためです。

ドラム式洗濯乾燥機に関するよくある質問

七年使ったら、修理より買い替えですか?

七年だけでは決まりません。型番、症状、必要部品、修理総額、修理までの日数を確認します。異常発熱や水漏れなど安全に関わる症状は、年数にかかわらず停止します。

乾燥が遅いだけなら、そのまま使えますか?

説明書で乾燥フィルター、排水、容量、コースを確認します。対処後も同じ条件で続く、運転時間が急に長くなった、エラーが出る場合は点検を相談します。

ヒートポンプ式なら電気代は必ず安いですか?

方式名だけでは決められません。同じ乾燥容量に近い候補で、洗濯乾燥時の消費電力量、標準時間、水量をそろえて比べます。

購入前に一つだけ確認するなら何ですか?

設置と搬入です。防水パンへ収まっても、玄関や洗面所入口を通らない、蛇口へ当たる、扉を全開にできない場合があります。写真と寸法を販売店へ渡し、事前確認を受けます。

中古のドラム式を選んでもよいですか?

製造年、型番、検査内容、補修部品、保証、返品条件、設置費を確認できる販売店から選びます。外観だけでは内部の使用状況を判断できません。

まとめ|最初に撮るのは型番と表示画面

乾燥後のタオルが湿っていたら、すぐ買い替えを決めず、その一回を記録します。コース、量、湿っていた物、終了時刻、エラー。型番の写真も残します。

焦げたにおい、煙、火花、水漏れ、異常な発熱、大きな金属音があるなら、再運転せず説明書の緊急時の手順へ進みます。

乾きにくさだけなら、乾燥フィルター、排水フィルター、乾燥容量を自宅の説明書で確認。それでも変わらなければ、型番と二回分ほどの記録を修理窓口へ伝えます。

修理か買い替えかは、修理総額、買い替え総額、停止中の洗濯費用を並べて決めます。部品の保有期間は購入日から一律に数えず、今回の部品を手配できるかメーカーへ確認します。

買い替える場合は、売り場へ行く前に防水パン、蛇口、扉、搬入経路を測ります。容量は家族人数だけでなく、普段の一回分、とくに乾燥する量へ合わせます。

今日行うことは、本体ラベルと表示画面を一枚ずつ撮ることです。その二枚が、説明書検索、修理相談、買い替え比較の出発点になります。

参考にした公式情報

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